構造計算のポイント1

木造住宅で構造計算が重要構造計算を行わない木造住宅はどのような住宅?

2階建て住宅で床面積が、500㎡(151坪以下)で高さ13m以下、軒の高さ9m以下の住宅ですので、国内の2階建て住宅のほとんどが、構造計算を行わず、仕様規定で建てられていることになります。
逆にいうと、3階建て住宅は構造計算を行わないと建てられません。

構造計算のポイント2

安全な木造住宅とは仕様規定の確認は誰が確認をする?

建築士が設計・工事管理を行った場合に構造耐力等に関する規定の審査を行わないという確認・検査の特例(四号特例)の規定が置かれていますので、確認は建築士の責任で行います。
この規定により、構造計算はいらないと勘違いしている人もいます。

構造計算とは仕様規定を守った住宅はすべて安全?

仕様を満たしているかどうかを確認するためには壁量計算と呼ばれる簡易計算を行います。木造住宅の仕様なので、実際に建てる住宅の性能ではありません。この壁量計算は木造建築物を建てるときの仕様規定であり、最低限この仕様にしておけば中規模程度の地震では倒壊せず、避難することができる程度の性能になります。大きな吹き抜けや大きなLDKのある住宅など間取りによっては仕様規定では、安全が確認できそうもない木造住宅の構造計算を行うかどうかは、建築士の判断によります。

構造計算のポイント3

構造計算はどんな計算をするの?構造計算はどんな計算をするの?

計算の内容は、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などと同じ構造計算を行います。 地震の力、暴風時の力、積雪などの荷重(重さ)に対して建物全体の強さの計算、構造材(柱・梁)に加わる力や重さに対して一本、一本がその力に対して耐えられるかを検討します。この計算をすることにより、柱の太さや梁の大きさが決まるのです。また、間取りに吹き抜けやおおきなLDKがある場合は、地震時に弱点にならないよう周囲の壁や床の強さをするなどの検討します。

建築基準法の仕様規定と構造設計ルートの関係

下記条件により仕様規定が変わり、構造計算()が必要かが決まります。

※構造計算とは、荷重(積雪、地震など)による建築物の変形、どのように応力が発生するのかを計算することです。

荷重(積雪、地震など)による建築物の変形するのかを計算することが重要です
4号建築物(小規模木造建築物)の4号特例の見直しは廃止?
国土交通省は2009年12月までに4号特例を廃止すると発表していましたが、まだ見直しの具体的な内容、時期については、今後の検討課題であり、 また、その実施にあたっては、今後、大工・工務店を含めた設計者や審査担当者、向けに講習会を実施することとしており、一定の周知期間をおい て、設計者等が見直し内容について十分に習熟した後に施行する予定。とのことでしたが、今だにこの状態から進んでいないようです。 ※見直しのきっかけは、『建売住宅において、壁量計算を行っていない等の不適切な設計が行われ約1.800棟の住宅で構造強度不足が明らかになる 事案が発生したためです。』
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